ちょっと遠くの刑務所に行ってきました(協力雇用主関係)

介護事業のお手伝いとして

お手伝いをさせていただいている介護の会社では、人手不足を補うために、そして社会貢献活動として協力雇用主になっています。

協力雇用主については法務省のHPをご覧ください。

さて、協力雇用主として登録しているだけでは何も進まないことが、登録後にわかりましたので、それからは刑務所や少年院(女子少年院)に営業をしました。ようは、興味があったら就職しませんか?と、まずは就職担当の刑務官に電話したり、業務内容がわかるような資料を送ったりしました。

時間はかかりましたが、先日はケアマネジャーさんと一緒に某刑務所の受刑者に話を1時間ほどする機会をいただきましたし、今回は同じケアマネジャーさんと、ちょっと遠くの刑務所にお邪魔することができました。

刑務所内の体育館で介護事業の説明を

私は、介護の経験はありませんので、実務についての細かな質問などは、介護経験もバリバリあるケアマネジャーさんになんでも答えてもらいます。

私は、統計をもとに、はたまた客観的に介護事業を見た場合について、個人的見解も交えながらお話をしています。ただ、軽くケアマネジャーさんと意見のすり合わせはしています。今のところ、意見が違うところが見当たらないのでとてもやりやすいです。

続かないことは悪いことなのか?

今回も、講演の時も、意識的に話す内容があります。私、あんまり良いことばっかり言うのが好きではないので、つい。

それは・・・

「例えば、自分が、おじいちゃん、おばあちゃんが好きで、心根も優しくて、まぁ、感覚的にも介護は苦にならないだろうなと思っていても、なんだかやっていると生理的に無理だとかすごくストレスになることがあるかもしれません。それを努力不足とか仕事に対する意識が低いとか、そういうことを言うつもりは毛頭ありません。仲間に相談したり助けてもらったりして和らぐならそれでもいいし、道具を使って解決するものならそれでも良いと思います。ただ、人間ですからどうしても生理的に性格的に無理なものだったら、それは仕方ないと思います。無理をして自分を殺して働くとしても長くは続かないだろうし、本人も利用者さんもどちらも不幸な結果を招きかねないと思うので、それは、誰が悪いとかでなく、仕方ないものだと思います。」

と、ちょっと後ろ向きかもしれませんが、そんなことを話します。

他には「介護という仕事が水が合うかどうかもわからないし、会社や事業所ごとに雰囲気もやり方も違うでしょうから、正直なところ運もあると思います。仕事をしているうちに他にやりたいことも現れるかもしれません。が、その道に進むとしてもお金は必要でしょうから、そのお金が貯まるまで・・・という感じで働くのでもそれは構わないと思います。」とか、いろいろと・・・ですね。

良いか悪いかわかりませんが、本音の部分をちょっと覗かせながら話しをしています。

寮がついに稼働予定

仮釈放の条件である帰住地の確保も兼ねて、実は一軒家を改築し、寮も用意しています。

寮の完成からもうすぐ2年・・・が経過・・・するところだったのですが、違う施設からの話が進み、ようやく稼働しそうな雰囲気になってきました。

大変喜ばしいことです。

リビングの設備写真です。

設備は整っていますが、実際に稼働はしていません。スタートしてみないと出てこない問題点も数多くあるでしょう。

新しい地で暮らしを始めるには大きな不安があると思います。仕事も覚えることも多いでしょうから、皆で声をかけながら協力して、少しでも本人がストレスなく生活できるように進めていけたらなと思っています。

まずは、交通手段の確保として、自転車の購入。

そして、本人と身の回り品、服などの買い出し。

寮を使用するにあたり契約書関係や、借家人賠償責任保険などの加入も必要になりそうです。

忙しい春になってくれれば嬉しいです。

にほんブログ村 地域生活(街) 中国地方ブログ 周南情報へ
にほんブログ村

コメント

  1. […] 周南市のほのぼの不動産です。以前、介護事業主が協力雇用主制度を運用するのでお手伝いをしていました。過去、記事をいくつか書いています。ちょっと遠くの刑務所に行ってきました (介護事業 協力雇用主で社会貢献活動)刑務作業で製作されたコップをいただきました。刑務所の中(に入ってきた)協力雇用主の活動は続けていたのですが、実際には雇用に結びつかず時間だけが過ぎていきました。犯罪率が低下し刑務所も空きが見られる状態なのも1つの要因で、これ自体はとても喜ばしいことではあるのですが。。。 […]